さる10月2日午後10時すぎ、宮城県角田市の信号機のある交差点で、直進しようとした普通乗用車と右から来た大型トラックが出会い頭に衝突し、乗用車の運転者が死亡する事故がありました。
事故当時信号は点滅信号になっており、乗用車側が赤の点滅信号で大型トラック側が黄色の点滅信号でしたので、明らかに乗用車側の一時停止義務があり責任が大きいように思います。
赤点滅信号の意味については、ほとどのドライバーは一時停止する義務があることは知っていると思いますが、現実には守られていないのが実態だと思います。
ある事業所で行った講習で、赤点滅信号に出会ったときにどのように運転しているかを聞いたところ、「一時停止をせずに減速して通過する」と答えた人が約40%もいました。
点滅信号に変わるのは、交通量が少なくなる夜間が多いので「交差道路から車は来ないだろうと」と油断しているのだと思いますが、こうした油断が事故に結びついています。
赤点滅信号があるところでは一時停止すれば確実に事故を防ぐことができますので、絶対に手を抜かないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.10.14更新)
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