北国ではスタッドレスタイヤへの履き替えを準備する時期です。
まだ早いと考える人もいるでしょうが、初雪が観測された地域もあります。また、新品タイヤの場合は「慣らし走行」が必要なので、少し早いぐらいでちょうどいいようです。
夏タイヤ同様、スタッドレスタイヤも慣らし走行が重要です。新品の場合タイヤのトレッド面にオイルなどが付着していて、そのままでは氷雪路で本来のグリップ性能が発揮できないからです。
また、乾燥路面では夏タイヤとスタッドレスタイヤの走行特性には差があり、ブレーキなどの効き具合が若干遅くなるので、ドライバーがそれに慣れるためにも、慣らし走行は必要です。
タイヤメーカーでは、スタッドレスタイヤの慣らし走行として、雪のない乾いた路面を一定速度で(およそ時速60キロ程度)、一定距離走行し、タイヤのトレッド表面の油分などを取ることをすすめています。走行距離はメーカー・製品によってまちまちですが、およそ100km~200kmとしています。
新品に替える人は、早めに履き替えて天気の良い日にドライブをしておきましょう。そうすれば、急に初雪が降って雪道を走行する必要が生じても、本来の性能が期待できます。
(シンク出版株式会社 2015.10.19更新)
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