さる10月19日、香川県教育委員会が高速道路で制限速度を67キロ上回る時速147キロで走行し、スピード違反で警察に検挙された小学校の女性教諭(24歳)を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。
この教諭は、6月12日夕方に勤務を終えた後で兵庫県南あわじ市の神戸淡路鳴門自動車道を、制限速度80キロの所を時速147キロで走行したもので、「淡路島で友人との待ち合わせに遅れそうで急いでいた」と話しているということです。
この報道を目にしたときに、スピード違反をした理由があまりにも単純な理由なことに驚いてしまいます。
「約束の時間に遅れそうになったから」とスピード違反をするのは、あまりにも社会のルールを無視した態度といわざるを得ません。しかも、違反をした人が小学生を教える立場にある教諭ということも、さらに驚かされてしまいます。
約束の時間に遅れそうになったなら、電話でその旨を相手に伝えて了解をとれば済む話です。
それを怠って単純にスピードを出して時間を稼ごうとするのは、良識ある社会人のすることではありません。
(シンク出版株式会社 2015.10.28更新)
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