さる11月14日午後11時ごろ、富山県高岡市の路面電車の電停に立っていた男性が軽自動車にはねられる事故がありました。
この電停には、車道との間に防護柵や段差がなく、軌道沿いにカラー舗装が施されているだけでしたので、軽自動車が電停の存在に気づかずそこにいた人を見落としたのだと思います。
路面電車が通行している道路上に電停がある場合、通常は防護柵や段差などが設置されており、運転者も障害物として電停を認識できると思います。
ところが、今回事故が起きた電停では軌道沿いにカラー舗装が施されているだけですので、運転者としては油断していると電停があることに気づかすに通行することがあります。
とくに、夜間の場合は見落としがちになりやすいので注意しなければなりません。電停に防護柵や段差などが設置されていない道路は、他にもいくらでもあると思います。
仮にも軌道沿いに走行しているのですから、どんな形の電停であれその存在は予測しなければなりませんし、ましてやそこに立っている人を見逃すことがあってはなりません。
(シンク出版株式会社 2015.11.19更新)
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