信号のない道路で右から横断してくる高齢者が跳ねられる事故が多発しており、右からの高齢横断者に対して注意する広報が盛んに行われています。
ところで皆さんは、右から横断してくる高齢者は比較的交通量が少ない道路を横断してくるイメージを持っていませんか?
先日、ある地方都市に出張に行ったのですが、そこで結構交通量がある片側1車線道路を運転しているときに、右から自転車を押した高齢者が横断してきて、一瞬発見が遅れてヒヤッとさせられる経験をしました。
たぶん心のどこかに、交通量がある道路なので右から横断してくる人はいないだろうという自分勝手な思いで運転していたために、横断者の存在に気づくのが遅れたのだと思います。
地元の人にその話をすると、「こちらの人は車が来ていようがいまいが、平気で横断してくるからね。気をつけてくださいね」と笑っておられました。
これからは、通行車両があるなしに関らず、高齢者は横断してくるということを肝に銘じて運転したいと思います。
(シンク出版株式会社 2015.11.27更新)
「右から突然高齢者が横断してきた」「高齢者の乗る自転車が突然進路変更してきて衝突した」といった事故が多発しています。その背景には高齢者とドライバーの意識のギャップがあります。
小冊子「高齢者との事故を防ごう」は、事故防止に学び、なぜ高齢者が夜間に右側から横断してくるのか、なぜ、急に自転車で進路変更するのかといった要因を解説しています。
ドライバーが高齢者との意識のギャップに気づくことで、事故を防ぐことを目指すという観点で、高齢者事故防止教育に最適の教材です。