さる12月8日午前2時すぎ、神奈川県山北町の片側1車線の国道で、男子大学生4人が乗った乗用車が車線をはみ出して、対向車線を走行してきた大型トレーラーと正面衝突し、後部座席に乗っていた男子学生が死亡する事故がありました。
乗用車を運転していた学生は「仲間とおしゃべりをしていて、前をよく見ていなかった」と話しており、「わき見運転」が事故の原因となっています。
この事故の直接原因は、「わき見運転」をしたドライバーにあるのは当然ですが、一緒に乗っている仲間ももう少しドライバーに配慮する必要があったのではないでしょうか。
友人同士で車に乗っていると、話が弾んでくることがありますが、あまりはしゃぎ過ぎるとドライバーは運転に意識を集中できなくなります。
運転しているドライバーの話題をしたり、話しかけたりしないことはもちろんですが、「あれ見て、見て!」というようなドライバーが「わき見」をするような言葉をかけないことも大事です。
ドライバーが話に夢中になるようなら、「前を見て運転して」と注意するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.12.15更新)
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