少し車線が広い片側1車線道路を走行しているときに、前車が信号のない交差点を右折するために車線中央付近で待機しているときがあります。
後ろを走行している車は、その右折車の側方を通過しようとすると、右折車の前を交差道路からやってくる車があり衝突しそうになることがあります。
右折車の後ろを走っている車は、前の右折車が死角になって、交差道路から合流してくる車がよく見えていませんし、スペースの狭い所を通過しますので車幅感覚のほうが気になります。
一方、交差道路からくる車も右折車が待機している間に通過したり合流しようとしますから、右折車の後ろから来ている車のことまで意識していません。
そのため、右折車を追い抜いた瞬間に右から進入してくる車と出会い頭で衝突するリスクが一気に高まります。
片側1車線道路を走行しているときに、前方の車が右折待ちをしていたら、交差道路から車が進入してくるかもしれないと考えて慎重に交差点を通過しましょう。
(シンク出版株式会社 2015.12.16更新)
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