さる12月29日午後8時15分ごろ、大阪市内の交差点を走行していた原付バイクが、右方向から飛び出してきた自転車と接触して転倒し、原付バイクを運転していた55歳の男性が路上に投げ出されて頭部を強打して死亡する事故がありました。
バイクの転倒を誘発した自転車は、男性を救助をしないまま逃走したことから、警察では現場の遺留物から17歳の少年を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕しました。
転倒したバイクは、飛び出してきた自転車を避けようと左に急ハンドルを切った際にバランスを崩したもので、自転車の少年は「怖くなって逃げた」などと供述しているということです。
最近、自転車が歩行者などと事故を起こし加害者になるケースがありますが、バイクのような比較的大きい乗り物に対して加害者になることもあります。
自転車に乗る人は、車道に飛び出さないことはもちろんですが、万一相手に障害を負わせたら、逃げたりしないで、救急車を呼ぶなどの措置をしてください。
もし逃げたりすると「ひき逃げ」で逮捕され、重罰を科せられることになります。
(シンク出版株式会社 2016.1.6更新)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者の双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
ドライバー、自転車運転者のどちらの立場でも安全意識を高めることのできる教育教材です。