損害保険各社は、2017年1月から「自動ブレーキ」など先進的な安全装置を搭載した「先進安全自動車(ASV)」と呼ばれる車の保険料を平均10%程度割り引く方針を固めました。
ASV車には、カメラやレーザーなどで前方の車を検知し、衝突を回避する「自動ブレーキ」システムや、走行車線のはみ出しを防ぐ「レーンキープアシスト」、スピードを調整しながら前車との車間距離を保つ「前車追従型クルーズコントロール」なども実用化されています。
損保業界では、今年初めからメーカー団体の日本自動車工業会や国土交通省とともに、車種ごとの安全性能に沿って個別の割引率を決める予定です。
こうした先進安全機能が車に搭載されていれば、確かに事故を起こす確率は低くなると思いますので、保険会社も事故が少なくなれば保険料を下げても十分にやっていけるという判断をしたのだと思います。
これから車を購入しようと考えている人は、車に搭載している安全機能の情報もチェックしておいてください。
(シンク出版株式会社 2016.1.13更新)
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※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)