強風時はスピードを落とそう

 さる1月19日午後2時35分頃、石川県の片山津温泉から大阪に向かっていた長距離バスが、福井県あわら市内の県道を走行中に強風にあおられて、道路左わきの田んぼに落ちて横転する事故がありました。

 

 事故当時、風速は平均10m前後で路面には積雪があり、ドライバーの話では「強風で左にあおられたのでハンドルを右に切ったが、そのまま滑って田んぼに落ちた」と話しています。

 

 強風で車が横転することはときどきありますが、強風だけで車が流されて路外に逸脱したり、横転することは滅多にありません。

 

 ほとんどの事故が、強風でハンドルをとられてことで慌てて急ハンドルを切ることが原因となっています。

 

 今回の事故も、この程度の強風ではバスが横転するほどではありませんので、急なハンドル操作が原因でスリップして田んぼに落ちたものと思われます。

 

 強風時には、スピードが低いほど強風を受けた時の風圧は弱く感じますので、まずスピードを落とすことが大事です。そして、ハンドルをしっかり握って、不必要なハンドル操作をしないようにすることが大事です。

(シンク出版株式会社 2016.1.26更新)

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12月10日(火)

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