さる1月23日午前1時すぎ、新潟市の国道7号線を走行していた普通乗用車が、交差点の横断歩道を渡っていた男性をはねて死亡させる事故がありました。
現場は片側3車線の見通しのよい道路で、目撃者の話では、男性は赤信号で横断歩道を渡っていたということです。
事故を起こした運転者は、「事故が起きるまで、男性が横断していることに気づかなかった」と話しているということですので、まったく油断をしていたのだと思います。
確かに、事故が起きた状況を考えると、乗用車側の信号は青信号になっており、しかも片側3車線もある大きな交差点を通過しようとしているわけですから、まさか横断してくる人がいるなど想像もしていなかったと思います。
しかし、いかに歩行者が信号無視をしてきそうにない状況といえども、現実には想像を超える事態はいくらでも起こりえます。
深夜であろうと、片側3車線の道路であろうと、交差点を通過するときには青信号でも警戒を怠らないでください。
(シンク出版株式会社 2016.1.28更新)
DVD「注意一秒怪我一生」は、事故を起こした4人のドライバーが自らの体験を語り、なぜ事故が起こったのかを解き明かし、事故防止のポイントを学ぶことのできる交通安全教育用ビデオです。
監修・指導:大久保堯夫(日本交通科学学会顧問・日本大学名誉教授)
製作:斉藤プロダクション
カラー26分(短縮版15分)