寒波の影響で、地域によっては雪の降る日が続いています。
道路脇の路肩には除雪や雪下ろしなどによって雪山ができ、それを避けるため歩行者や自転車が車道に出てくることがあります。
さる1月23日、北海道釧路市内の国道38号で、車道の左側を走行していた自転車に後ろからきた大型トレーラーが追突し、自転車に乗っていた63歳の男性が即死する事故が起こりました。
国道の歩道は、事故当時は除雪で生じた雪が積み上げられて凍結し、自転車の走行には適さない状態でした。
また1月27日には、秋田市内の国道105号で、車道部分を歩いていた78歳の男性に後ろからきた軽乗用車が衝突し、歩行者の男性は死亡しました。歩道には除雪で生じた雪が積み上げられ、歩きにくい状態となっていたため、この男性は車道に出たものと思われます。
雪道を走行していても、周囲に車がいないとドライバーは気を緩めてしまいがちですが、雪のため車道に出ざるを得ない自転車や歩行者の行動も予測し、車道上に突然危険が現れるかも知れないと考えて走行してください。
(シンク出版株式会社 2016.2.8更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。