最近、駐車場内でのアクセル操作の誤りによる大きな事故が、立て続けに起こっています。
さる3月2日奈良市で、60歳代の女性が運転する乗用車が駐車場でバックで止めようとしてフェンスを突き破り、JR奈良線の線路脇に転落する事故がありました。運転していた女性は「スピードを出しすぎた」と話しているということです。
また、3月3日には群馬県高崎市で、病院の駐車場に止めようとした乗用車が植え込みを乗り越えて市道に飛び出し、登校中の小学生を跳ねて死亡させました。73歳の運転者は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しています。
これらの事故は、いずれも駐車場内という狭いスペースでアクセル操作を誤ったものですが、その運転操作の背景には明らかにアクセルペダルの踏み過ぎがあります。
駐車場内で車を止めるのに、そんなに強くアクセルを踏む必要はありません。クリープ現象を利用して動かして、必要に応じて少しだけアクセルと踏む運転を徹底してください。
(シンク出版株式会社 2016.3.8更新)
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