毎年実施されています「春の全国交通安全運動」が6日から15日までの10日間行われます。
運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」となっており、全国重点として次の3項目が掲げられています。
①自転車の安全利用の推進
(特に自転車安全利用五則の周知徹底)
②後部座席を含めた全ての座席のシートベルトと
チャイルドシートの正しい着用の徹底
③飲酒運転の根絶
これらに加え、各都道府県で地域の重点目標が掲げられているので、それらについても取り組んでください。
また、運動期間中の4月10日は「交通事故死ゼロを目指す日」が定められています。これは平成20年に交通安全に対する国民の意識を高めるため、新たな国民運動として定められたものですが、残念ながら記録の残っている昭和43年以降、全国で交通死亡事故がなかった日はありません。
それほど難しい目標ではありますが、交通社会に参加している一人一人が悲惨な交通死亡事故を無くしていこうと強い意識を持って、行動していくことで必ず達成できると思います。
今年こそは、交通事故死ゼロを達成しましょう。
(シンク出版株式会社 2016.4.6更新)
軽い気持ちでした運転行動が、大きな過失責任へと結びつきます
安易な気持ちでする不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任へと結びつくことがあります。
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自分の回答と解説を照らし合わせることで、「こんな運転行動をすると大きな過失責任を生む」といった危険をより深く理解することができます。