さる4月1日、踏切で死亡事故が多発していることから、国の主導で鉄道会社と自治体に安全対策を義務づける「改正踏切道改良促進法」が成立し同日から施行されました。
これにより国土交通省は、2016年度中にも事故の危険性が高く改良が必要な踏切を全国で1000か所程度指定して、安全対策を取るように鉄道会社などに求めることにしています。
事故の危険性が高い踏切を改良するというハード面の対策は当然必要だとは思いますが、一方で車を運転する側のソフト面の強化も必要だと思います。
というのは、踏切事故は車の運転者がルールさえ守っていれば起こるはずがないものですから、ドライバーのルール順守を一層啓蒙していくことも求められるのだと思います。
遮断機が降り始めたり警報が鳴ったら絶対に踏切に進入しない、踏切に進入するときには渡った向こう側のスペースが1台分空いているかを確認するなど、ドライバーとして順守しなければならないことを確実に守ることさえできれば、踏切事故は確実に減らすことができると思います。
踏切を通過するときには、強引な通過だけは絶対にしないでください。
(シンク出版株式会社 2016.4.8更新)
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