さる4月16日午前7時55分ごろ、千葉県の国道464号と県道の交わる交差点で乗用車同士が出会い頭に衝突して、後部座席に乗っていた小学生が死亡するという事故がありました。
信号機のある交差点ですので、どちらかの車が信号無視をしたことには間違いありませんが、信号無視をしてくる車との事故を防ぐのは容易ではありません。
青信号で進行しているドライバーとしては、交差道路から赤信号を無視をして出てくることは予測しませんので、どうしても対応が遅れてしまうからです。
しかし、青信号で交差点を通過するときでも、頭の片隅に少しでも「信号無視の車がいるかもしれない」という意識を持つことで、乗員が死亡するような事故は防ぐことができるのではないかと思います。
そういう意識があれば、交差道路に対しても注意が向きますし、スピードも少し抑えて通行すると思います。そうすれば、信号無視の車を早く発見することができますし、スピードが出ていなければブレーキを踏んだときに短い距離で止まることができますので、そんなに大きな事故にならないと思います。
青信号で通過するときでも、少しでも信号無視の車の存在を意識しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2016.4.21更新)
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