車を降りるときはサイドブレーキを引く習慣を

  写真は事故とは直接関係はありません
  写真は事故とは直接関係はありません

 さる4月22日午後2時ごろ、徳島県佐那河内村の村道に停車していた軽トラックが動き出して30m下の谷に転落し、 助手席に乗っていた女性が死亡する事故がありました。

 

 軽トラックには夫婦が乗っており、夫が自分たちの土地の入り口に張っているロープを外そうと車を降りたところ、軽トラックが後ろ向きに動き出し、谷に転落したということです。 

 

 村道は谷に向かって緩やかに傾斜していて、夫は「サイドブレーキをかけずに車を降りた」と話しています。 

 

 運転者が車を降りたスキに車が動き出す事故は、サイドブレーキをかけずに降りているケースがほとんどです。

 

 そのときの運転者の心理状況をみると、この事例のようにちょっとロープを外しに行ったとか、ちょっと郵便物を出しに行ったなど、わずかな時間しか車を離れないから大丈夫だろうといった油断が見られます。

 

 ちょっとの時間でも車から降りるときには、AT車ならPレンジに入れ、MT車ならニュートラルに入れて、サイドブレーキは必ず引くか駐車ブレーキを踏み込む習慣をつけましょう。

 

(シンク出版株式会社 2016.4.28更新)

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