定員オーバーは危険 - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

定員オーバーは危険

 最近、夏休みに入って大学生など運転経験が不足している人の事故が目立っています。

 

 さる7月17日午前4時55分ごろ、さいたま市の市道で、18~19歳の大学生ら男女5人が乗る軽乗用車が縁石に衝突して横転して、さらに電柱に衝突して、全員が脳挫傷や頭の骨を折るなどの重軽傷を負う事故がありました。

 

 事故の現場は、片側1車線で見通しのよい緩やかなカーブ地点で、乗車定員4人の軽自動車に5人が乗車しているところから、車のコントロールを誤ったのではないかと思います。

 

 運転経験が長い人なら簡単にわかることですが、自分一人で運転しているときと乗車定員一杯に人を乗せて運転しているときとでは、車の動きが微妙に違います。

 

 アクセルを踏んでもすぐには加速しませんし、ブレーキを踏んでも止まりにくい感覚があります。もちろん、カーブを曲がるときにも、外に押し出される遠心力が強く働いて、スピードを出していると対向車線にはみ出しそうになることがあります。

 

 乗車定員一杯に乗っているときでもこんな感覚ですから、定員をオーバーして乗っていると、車をコントロールするのはもっと難しくなります。絶対に、乗車定員をオーバーして乗車させないようにしてください。

(シンク出版株式会社 2016.7.29更新)

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