後部座席のベルト着用は運転者の義務

 最近、タクシーに乗ってシートベルトを着用しようとしたところ、運転者の男性に「あぁ、お客さん、後部座席は無理して締めなくてもいいんですよ」と言われて驚きました。

 

 もちろん、自分の身の安全のために着用しましたが、プロのドライバーでもこのような意識なのかと思うと愕然としました。会社でどのような教育をしているのでしょうか。

 

 タクシーに限らず、バスの運転者でも、乗客にシートベルトを締めるように指示するのが運転者の法的義務であることを認識していない人が多いように感じます。

 

 貸切バスや高速乗合バスでは、「お客様の安全のためシートベルトを着用して下さい」というアナウンスは流れるのですが、運転者はまるで知らぬ顔ということがよくあります。飛行機の場合であれば、必ずキャビンアテンダントが離着陸前に一人ひとりの着用を確認しますから、大きな違いがあります。

 

 これは、夏休みなどでレジャードライブに出かける場合や、帰省してきた子ども・孫などを乗せて走行するドライバーにも当てはまります。

 

 もし、事故が起こったら、可愛い我が子や孫を死の旅に送り出す恐れもあります。運転者の責任を真剣に考えて、必ずシートベルト・チャイルドシートを着用させるようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2016.8.12更新)

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12月10日(火)

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