さる8月12日午後8時ごろ、滋賀県彦根市の信号のない交差点内で止まっていた原付バイクに後ろから走行してきた乗用車が追突し、バイクは弾みで対向車線に押し出されて、走ってきた乗用車にはねられ死亡する事故がありました。
最近、夜間信号のない交差点内に停止していたバイクに後続車が追突する事故が多発しています。
信号がある交差点では、右折待ちで停止しているバイクなどがいることはある程度予想できますし、交差点内の照明も明るくなっていることが多いので、バイクの存在に気づきやすく追突することはあまりありません。
ところが、夜間の信号のない交差点では、信号もなく照明もあまり明るくありませんので、車体の小さなバイクが止まっていても、その存在に気づかないことがあります。
夜間走行するときには、バイクのテールランプは小さくて一つしかないので、その存在を気づくのは簡単ではありません。
とくに、信号のない交差点を通過するときには、右折待ちをしているバイクがいないか、と意識して運転してください。
(シンク出版株式会社 2016.8.22更新)
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