さる9月2日午後7時半ごろ、埼玉県日高市の県道を走行していたバイクが、コンビニエンスストアの駐車場から左折してきた乗用車の直前で転倒し、滑走して乗用車に衝突し、弾みで対向車線に飛び出して対向してきた軽乗用車にはねられ死亡する事故ありました。
警察では、乗用車を運転する男性が、コンビニの駐車場から出るさいに左右の安全確認を怠ったため、後続のバイクが転倒し衝突したとみています。
道路外にある駐車場などから道路に左折して出ようとするときに、右方から来る車がすぐそこまで近づいている場合には、先に行かして後から合流すればいいのですが、問題は何とか無理をすれば先に行けそうな位置にいる場合です。
心理的に余裕があるときは無理をしないで待つのですが、「急ぎの心理」に陥っていたりすると、先に行きたい気持ちが勝って、強引に出て行ったりします。
とくに、来ている車がバイクの場合には、バイクの存在を軽視して強引に行きがちになりますので、注意しなければなりません。
走行してくる車の前に焦って出て行っても、事故のリスクが高くなるだけで得なことは何一つもありません。決して無理に合流しないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.9.9更新)
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