JAF(日本自動車連盟)がロードサービスの調査結果から、「近年、パンクによる救援依頼が増えている」と運転者に注意を促しています。
平成27年度にJAFがパンク車両に対し救援出動した件数は36万1942件。救援活動を始めた1963年度以来、最も多く、10年前と比べて5万3506件(約17%)も増加しています。
JAFは、原因の一つをセルフ式ガソリンスタンドの増加にあるのではないかとみていて、「スタンドでの専門的知識を持った店員との接触が減り、タイヤの点検回数も減っている結果、空気圧不足の車が増えてパンクが増えているのではないか」と分析しています。
たかがパンクと軽く考えるのは禁物で、死亡事故に結びつくことも少なくありません。
平成27年9月13日夜、群馬県昭和村の関越自動車道でパンクのため停止し、ハザードランプを点滅させて救援を待っていた乗用車に大型トラックが追突。乗用車の会社員男性(20)と無職女性(20)が死亡、同乗の2人も負傷する事故が発生しました。
不用意なパンクを防ぐため、セルフスタンドであっても積極的に店員に声をかけて、タイヤ空気圧や溝の摩耗などをチェックする習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2016.9.12更新)
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