高速道路を走行中に事故や故障で路肩などに停止した車の乗員が、本線上に立っていて後続車にはねられたり、停止した車のなかに乗っていて後続車に追突されたりして死亡する事故が相変わらず多発しています。
以前、ある県の高速道路交通警察隊の仕事について同行取材をさせてもらったことがあるのですが、そのとき高速道路の路肩で、本線上を走行している車のスピードを眺めていて、その速さにビックリしたことがあります。
遠くに点のように見えていた車がアッと言う間に近づいて来るのを見ると、本線を走行しているドライバーが前方で歩いている人などを見つけても、ちょっと発見が遅れるととっさに避けるのは難しいのではないかという感想を持ちました。
昼間だったらある程度遠くまで見渡せるのですが、これが見通しの悪い夜間だったら歩行者などがいても、発見するのは非常に困難だと思います。
万が一、夜間の高速道路を走行中に故障などで路肩に停止したら、本線をウロウロ歩いたり、車の中に留まったりせずにすぐにガードレールの外など安全な場所に避難してください。
(シンク出版株式会社 2016.9.13更新)
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