さる9月11日夜、愛知県江南市と岐阜県各務原市を結ぶ全長600m愛岐大橋の周辺で、羽虫が大量発生して道路に降り積もったため、複数の車が絡む追突事故などが発生しました。
大量発生したのはカゲロウとみられ、道路には多いところで1cmも積もり路面が白くなるほどだったため、スリップするなど走行に危険が伴うとして愛知、岐阜両県警は午後8時40分ごろから同11時20分ごろまで橋を一時通行止めとしました。
カゲロウなどの虫がスリップしやすくなるほど大量に道路に降り積もることは珍しいとは思いますが、路面にいろいろなものが降り積もってスリップしやすくなることがあります。
その代表的なものは、枯れ葉です。
山間部の道路などでは大量に路面に落ちていることがあり、安易な運転操作をするとスリップすることがあります。ヨーロッパでは枯れ葉が路面に落ちていることが多く、危険予測訓練のシートなどをみると、よく路面に枯れ葉が落ちている場面をみます。
これから秋を迎えて路面に枯れ葉が落ちていることがあると思いますので、そういう場所を通過するときにはスピードを落として急なハンドル操作をしない運転を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2016.9.16更新)
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