暑い日に車を運転していると、クーラーを利かせていても窓から入る直射日射などで頭がボンヤリすることがありますよね。
そういうときはドライバーの集中力が落ちているので、何となく事故などが起きやすくなるような気がしていましたが、山形県警がまとめた調査でもそうした傾向が出ています。
今年を含む過去3年間の真夏日(30度以上)の日数と事故件数を調査した結果、真夏日が半数以上ある月は事故件数が増えており、1週間程度しかない月は事故件数が減るという相関関係が見られました。
たとえば、今年8月の真夏日は25日で前年に比べ10日多かったのですが、事故件数は1割強も増加しました。逆に、7月は真夏日が7日と前年と比べて10日以上少なかったのですが、事故件数は1割強も減っていました。
強い日差しや高温で体力が奪われて注意力も散漫になるため、追突事故を起こしたりしたり、車線をはみ出して対向車と正面衝突したりする事故が起きやすくなります。
まだまだ残暑厳しい日が続きます。暑い日の運転で集中力がなくなりそうになったら早めに休憩するなどして、ぼんやり運転による事故を起こさないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.9.30更新)
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