見通しのよい交差点では交差車両に目を向けよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

見通しのよい交差点では交差車両に目を向けよう

同じような速度で接近すると相手が止まって見える
同じような速度で接近すると相手が止まって見える

 さる9月29日午後3時半すぎ、青森県六戸町の交差点で、児童5人が乗ったスクールバスの左側面に乗用車が衝突し、スクールバスが横転する事故がありました。

 

 現場は、田んぼの中を通る見通しのよい道路で、信号機や一時停止の標識はなく、バスの運転者は「左から走ってきた車が出合い頭に衝突した」と話しているそうです。

 

  この事故は、乗用車の運転者がスクールバスを見落としたか、停止するだろうと判断ミスをしたのだと思いますが、自分の経験からしても、見通しのよい交差点では、本当に交差車両を見落としやすいと思います。

 

 以前、北海道の農道を走行していたとき、交差道路に車がいたのですが、同じスピードで近づいていたために止まって見えたのです。

 

 助手席の人が、「車が来ているよ」と声をかけてくれたので、その車の存在を気にしながら、同時に交差点に入らないようにスピードを調節して近づいていきました。

 

 もし、前方だけを見て運転していると、交差道路から近づいてくる車の存在が途中から消えてしまったかもしれません。

 

 見通しのよい交差点で交差車両を見つけたら、ときどき車両に目を向けて、同時に交差点に入らないように運転してください。

(シンク出版株式会社 2016.10.5更新)

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