高速道路の路肩では追突される危険を考えておこう

 

 さる10月2日午前2時5分ごろ、愛知県岡崎市の新東名高速道路で、故障のため三角停止板を設置して路側帯に停車していた夜行バスに後続の大型トラックが追突し、外にいたバスの運転者2人が死亡する事故がありました。

 

 路肩に止まっている車になぜ追突するのかと不思議に思う人がいると思いますが、深夜運転しているトラックなどは、居眠り運転に近い状態で運転している人が少なくありません。

 

 そういう状態の人は、前方にテールランプを見つけると、無意識にその車を目印にして追従していこうとします。

 

 そして、近くまで来て路肩に止まっていると気づいても手遅れで追突することがありますし、なかには本当に居眠りをしていて追突することもあります。

 

 夜間、とくに深夜や早朝に高速道路の路肩に停車するときには、三角停止表示板を設置するなど続発事故を防止する措置をしていても、後続車に追突される危険があるということを常に考えておかなければなりません。

 

 可能な限り非常駐車帯かSAまで走行することです。

 

 どうしても肩に停車しなければならないときは、後続車から追突されることを想定して、ガードレールの外など安全な場所に避難しておくことが重要です。

 

(シンク出版株式会社 2016.10.11更新)

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