エンジン警告灯が点灯したら停止しましょう

 走行中まれにダッシュボードの警告灯が点灯することがあります。皆さんは、点灯する警告灯の意味がわかりますか?

 

 なかには、すぐに車を安全な場所に止めないと危険な場合がありますので、正しい意味を知っておくことが大切です。

 

 半年ほど前の事故ですが、4月22日に岐阜県高山市の東海北陸自動車道で、高速路線バスから煙が出て車内にエンジンの冷却水が噴き出し、高温の水を浴びた乗客14人がやけどをしました。

 

 この事故を調べていた中部運輸局は、このたび事故原因を知らせる通達を出し、「エンジン警告灯が点灯しているにも関わらず、路肩等に停車するなどの適切な安全対策を講じずに運行を続けたした結果、エンジンがオーバーヒートの状態となり、乗客の足下にある温風吹き出し口から熱せられた不凍液が噴き出した」と報告しました。

 

 さらに「警告灯を無視したのはプロドライバーとしての意識の欠如であり、自動車運送事業者の社会的信頼を大きく失墜させた」と厳しく批判しています。

 

 一般のドライバーも冷却水の警告灯表示などを軽視するのは危険です。警告灯は始動時に青または緑に点灯してすぐに消えるはずですが、走行中に赤く点灯して消えないときは、冷却水が高温になっていてオーバーヒートの危険性があります。

 

 安全な場所に車を止めてエンジンを低回転させながら冷やすことが大切です。冷却水が残っている場合はアイドリング状態で焼付を防ぐことができますので、急にエンジンを止めないようにしましょう。 

(シンク出版株式会社 2016.10.24更新)

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