教習所のコースを車で運転していて、信号が青色から黄色に変わったらブレーキを踏んで、その反応時間を測るという実験をしたことああります。
信号がいつ変わるかを気にしながら運転していていますので、だいたい約0.5秒程度の反応時間でした。
ところが、何回か実験しているうちになかなか信号が変わらないときがありました。そのとき「アレ、今回は信号が変わらないのかな」と思った瞬間に信号が変わりました。それからすぐにブレーキを踏んだのですが、0.2秒ほど反応時間が遅れていました。
0.2秒というとわずかな時間のように思えますが、時速40キロで走行していると、2m以上進むことになります。
この2mの差は一見小さいように思えますが、実際に衝突してしまうのか、寸前で止まることができるのか、大きな差となってくることがあります。
少し考え事をしただけでこれだけの時間差が出るのですから、もう少し複雑な考え事をしていたらどれだけ反応時間が遅れただろうと、思いました。車を運転しているときは、運転にだけに意識を集中して他の考え事をしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.10.28更新)
運転中に無意識に行う危険な行動や悪い癖などが事故を誘発することがあります。
この自己チェックシートは、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくだけで結構です。
自己採点をすれば、さまざまな運転場面で安全運転を妨げる危険な運転習慣や悪い癖がついていないかを診断することができます。