最近、集団登校の子どもたちの列に車が突っ込む事故が相次いで発生しました。
1件は去る10月28日朝8時ごろ横浜市港南区の市道で、認知症の疑いのある87歳の男が運転する軽トラックが横転して集団登校中の小学生9人を巻き込み、6歳の男児1人が死亡しました。
もう1件は千葉県八街市の国道409号で、11月2日の朝7時過ぎ、2トントラックを運転していた19歳の運転者のわき見運転が原因で、トラックが歩道に突っ込み、登校中の9歳の男児が頭の骨を折る重傷を負いました。
皆さんは、「まさか自分が登校する子ども達を傷つけるような事故を起こすはずはない」と考えていると思います。
しかし、安全運転をしているつもりでも事故が起こる危険というのはゼロにはなりません。ですからドライバーは、登校児童を守るためになるべく子どものいない道路を選択することが大切です。
通勤経路や訪問先等へ行く道路が集団登校の経路と重なる場合は、その道を避けるルートがないか考えましょう。
やむを得ず登校経路を走行する場合は、前車との車間距離を多めにとって、速度を落として慎重に走行してください。
(シンク出版株式会社 2016.11.8更新)
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