さる10月31日昼過ぎ、大阪市此花区の夢舞大橋で故障して追越車線上にハザードランプを点灯させて停車していたトラックに、後方から来たダンプカーが衝突して運転者が死亡する事故がありました。
ハザードランプを点灯させていても、本線上に停止している故障車に後続車が追突することはよくあります。
私もバイパス道路を走行中に突然エンジンがストップした経験があるのですが、そのときハザードランプを点灯させていても後続車は意外と気づいていないということでした。
エンジンがストップしたとき惰力で走行して路肩に寄せ、車から離れた後方に三角停止表示板を置いたのですが、その三角停止表示板に気づくのが遅れて接触しそうになる車が結構いました。
後続車は前方に故障車がいるなどと考えていませんから、気づかないのだと思います。
走行中に突然エンジンがストップして停車するときには、「ハザードランプを点灯しているから後続車は気づいてくれるだろう」などと考えずに、極力惰力走行を利用して、後続車に追突されない路肩などに寄せることを考えてください。
とくに夜間は、前方に停止している故障車を発見することは困難ですので、追突される危険は格段に高まります。高速道路に限らずできるだけ本線上には停止しないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2016.11.11更新)
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