駐車場などの精算機では無理に手を伸ばさない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

駐車場などの精算機では無理に手を伸ばさない

写真はイメージです。文中の事故現場とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事故現場とは関係ありません

 最近、高齢運転者が起こす事故が大きな社会問題となっていますが、そのなかでも多発しているのが駐車場の料金所で精算していたときの事故です。

 

 東京都の立川市の病院の駐車場で、83歳の女性が運転していた乗用車が料金を支払おうとした際に、急発進して敷地内を歩いていた歩行者2人をはねて死亡させました。

 

 また、栃木県下野市の病院でも、84歳の男性が運転する乗用車が料金所で急発進し、玄関付近にいた女性をはねて死亡させる事故が起きています。男性は、「精算機に手が届かず、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまった」などと話しています。

 

 駐車場の精算機で料金を支払うときに、少し車を近づける位置が遠くだと、手が届かなくなることがあり、手を伸ばそうとすると、身体が浮き上がって踏んでいたブレーキから足が離れることがあります。

 

 踏んでいたブレーキが離れると、車はクリープ現象で前に進むので、慌ててブレーキを踏もうとするのですが、足が届かなくてアクセルを踏んでしまうことがあります。

 

 精算機に手が届かないときは、無理をせずにパーキングブレーキにシフトレバーを入れ、それからドアを開けて降車してからお金を入れるようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2016.11.15更新)

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