さる11月16日午後5時40分ごろ、宮崎市の堤防道路を走行していた軽乗用車が横断歩道を渡っていた小学生男児3人をはね、重軽傷を負わせる事故がありました。
小学生は河川敷にあるサッカーコートで練習しており、道路を渡ったところにある公衆トイレに行こうとして横断歩道を渡っていたものです。
堤防道路は、河川の両側に設置されているため一段高くて見通しがよい場所が多いのですが、ドライバーにとってスピードを出しやすく危険な場所となっています。
いくつかの危険要因があるのですが、その一つが下から上がってくる歩行者などが発見しにくいということです。
堤防道路下の河川敷などには公園などが設置されていることがあり、そこで遊んでいる人が道路を横断するために下からから上がってくることがあります。
堤防道路を走行しているドライバーは、道路下の土手を上がってくる歩行者は見えにくく直前まで気づかないことがあるのです。
堤防道路を走行しているときには、河川敷など下からやってくる歩行者の存在を頭に入れ、警戒を怠らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2016.11.18更新)
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