さる11月19日午前9時55分ごろ、滋賀県大津市の片側1車線道路で、70歳代の男性が運転する乗用車がセンターラインを越えて対向車と正面衝突し、後部座席に乗っていた40歳代の女性が死亡する事故がありました。
後部座席の女性がシートベルトを着用していたかどうかは定かではありませんが、運転者の男性が胸などの痛みを訴える軽傷だったことから想像すると、シートベルトは着用していなかったものと思われます。
一般道路を走行するときには、後部座席に同乗している人はあまりシートベルトを着用していません。シートベルトを着用しない人は、一般道路では後部座席のシートベルト非着用に対する罰則がないのと、あまりスピードが出ないので万一事故を起こしても大けがをしないのではないか、という甘えがあると思います。
この事故を見るまでもなく、一般道路を走行していても後部座席の人が死亡することは珍しいことではありません。一般道路だから、後部座席だからという甘えはやめ、後部座席でもシートベルトは必ず着用してください。
(シンク出版株式会社 2016.11.24更新)
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