フロントガラスが曇ったまま運転しない

写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません

 さる11月30日午前7時15分ごろ、福井県坂井市の市道を走行していた通勤途中の軽乗用車が、集団登校中の小学生6人の列に突っ込み、2人が顔などに軽傷を負う事故がありました。

 

 現場は幅約5mのセンターラインがない狭い道路で、運転していた男性は「フロントガラスが曇っていて、まぶしかったので前がよく見えなかった」と供述しているということです。

 

 朝が寒くなるこの時期には、フロントガラスが凍っていることがありますし、車内と外の気温差が大きくて運転中にフロントガラスが曇ることがあります。

 

 フロントガラス全面が曇ったり凍ったりしていると、さずがにそのままでは運転できませんので曇りを取り除いてから運転しますが、問題なのは一部だけ曇っている場合です。

 

 運転席の前が一部だけでも見えていると、周辺が曇っていても運転しようと思えば運転できますので、ついつい運転してしまいます。しかし、周辺とはいえ曇っている部分は確実に見えないわけであり、そこに危険が潜んでいると発見が遅れることになります。

 

 フロントガラスが曇っているときには、すべて曇りを取り除いてから運転してください。

 

(シンク出版株式会社 2016.12.6更新)

■危険な運転習慣がついていないかチェックしてみましょう

 運転中に無意識に行う危険な行動や悪い癖などが、事故を誘発することがあります。

 

 この自己チェックシートは、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくだけで、さまざまな運転場面で安全運転を妨げる危険な運転習慣や、悪い癖がついていないかを診断することができます。

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