皆さんは、進路変更する3秒前に合図を出し、後方の安全を確認してから運転操作をしていますか?
合図と同時に進路を変更をしたり、ハンドルを切りながらミラーを確認するといった人はいないでしょうか。先日も、拙速な進路変更により事故が発生しました。
2016年12月6日東京都港区の交差点手前で、乗客を降ろしたタクシーが発進後すぐに右折レーンに向かおうと2車線にまたがって進路変更したときに後続車と接触、はずみで歩道上に乗り上げ、1人が死亡、3人が重軽傷を負う事故になりました。
事故を起こしたタクシー運転者は、「進路変更前に右後方の確認を怠った」と供述しています。
普段から強引で危険な運転をしていても、後続車が避けてくれていると、なんとか事故にならずにすんでしまいます。自覚がないまま、悪しき習慣となり「大丈夫だろう」と安易に行動してしまうようになります。
しかし、状況によってはこのような強引な進路変更が、死亡事故に結びつくことになるのです。進路変更前の後方確認がいかに重要かを再認識し、必ず実行する習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2016.12.12更新)
運転中に無意識に行う危険な行動や悪い癖などが事故を誘発することがあります。
この自己チェックシートは、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくだけで結構です。
自己採点をすれば、さまざまな運転場面で安全運転を妨げる危険な運転習慣や、悪い癖がついていないかを診断することができます。