さる1月28日午前11時すぎ、福岡県桂川町を流れる川に乗用車が転落する事故がありました。
救助された30歳代の男性は、「車内で携帯電話が落ちたので拾おうとしてハンドル操作を誤った」と話しているということです。
携帯電話に限らず、運転中に助手席などに置いたカバンや書類などが落ちて、それを拾おうとしてハンドル操作を誤って交通事故になることがよくあります。
私も経験があるのですが、落ちた書類などは運転に影響を与えるものではないので、落ちたままにしておけばよいのですが、なぜか気になって拾いたくなってしまいます。
最初のうちは理性も働いているので、信号待ちで停止しているときに手を伸ばしたりします。それで取れれば問題はないのですが、取れなければだんだん気になってきて我慢できなくなります。そして、走行中にも手を伸ばしたりして、ハンドル操作を誤って事故になっているのです。
運転中は、落ちた物を絶対に拾わないようにしてください。どうしても拾いたいときには、安全な場所に止めてから行ってください。
(シンク出版株式会社 2017.2.1更新)
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