さる2月18日午後7時ごろ、大阪府枚方市で路線バスが交差点を右折したところ、横断歩道を渡ってきた歩行者と衝突し死亡させる事故がありました。
バスのドライバーは、「右側に視線がいっており、左側から来た歩行者に気づくのが遅れた。ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているそうです。
バスを運転するドライバーとしては、夜間の交差点を右折するときに、右折先の横断歩道を渡ってくる歩行者や自転車などに注意するということは、常識だったと思います。
しかしながら、横断歩道の左側(前から横断してくる方向)は、ヘッドライトが照射しますので歩行者などを発見しやすいため、右側(後ろから横断してくる方向)ばかりに注意が偏ったために、比較的発見しやすい左からくる歩行者を見落としてしまいました。
交差点を右折するときには、対向車の有無や右折先の横断歩道の歩行者など、注意を向ける所はたくさんあります。
1か所だけに注意が偏ると、他の危険要因を見落とすことになりますので、まんべんなく注意を向けてください。
(シンク出版株式会社 2017.2.27更新)
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