挨拶のために車を使うのはやめよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

挨拶のために車を使うのはやめよう

 公道上で同僚や自社の車などとすれ違ったとき、会釈や軽く手を上げて挨拶をすることがありますね。

 

 会釈程度なら問題はないのですが、クラクションを鳴らしたり、パッシングをすると、他の車が「何事だ」と驚いてしまい、迷惑をかけます。

 

 さらにひどい場合は、車体を振る合図をしていて死亡事故を誘発してしまった例もあります。

 

 さる、1月11日北海道千歳市で、凍結した路面を走行中に大型トレーラーが牽引している荷台部分を対向車線にわざとはみ出させて、対向してきたトレーラーの衝突事故を招いたとして、危険運転致死傷罪で逮捕されました。

 

 はみ出し行為をしたトレーラーの運転者は、警察の捜査に対して「意図的に危険な操作をしていない」と容疑を否認していますが、関係者によるとこの運転者は対向のトレーラー等とすれ違うときには、普段から挨拶代わりに荷台を振る行為を繰り返していたそうです。

 

 事態を重く見た北海道トラック協会は、運転者どうしがすれ違う際に「あいさつ代わり」に荷台を振ったり、ライトを点滅させたり、クラクションを鳴らしたりする行為を禁止するよう求める文書を、道内の運輸業者などに送付したそうです。

 

 このような文書を送る必要があるということは、そうした危険な合図が一部で習慣化している可能性があると思われます。皆さんも、同僚への合図は目や表情でするにとどめて、車体を振るなどの行為は絶対にしないでください。

 

(シンク出版株式会社 2017.3.2更新)

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