さる3月3日午後0時半ごろ、岡山市の県道を走行していた大型トラックの荷台から機械部品が落下して対向車線をやってきた乗用車を直撃、乗用車は信号機に衝突して炎上し20歳代の運転者が死亡するという事故が起こりました。
落下したのは大型トラックに積載されていた円柱形金属工作機械の鉄製部品で、長さ3.5m、幅1.6mという大きな物です。
事故の直前に、この部品が標識や信号機にぶつかっていて、はずみで転落したものと思われます。積載方法に問題があったか、荷台にしっかりと固定されていなかったために落下したものと思われます。
こうした積載物の落下により、対向車だけでなく後続の車が落下物に乗り上げて事故にあったり、落下物との衝突を避けるために停止して後続車に追突されるといったような事故もたびたび発生しています。
トラックなどの荷台に荷物を積む場合は、確実に固縛を行うとともに、ときどき荷物を固定したロープやワイヤーなどが緩んでいないか、休憩してチェックする習慣をつけましょう。
また、高さ制限に違反して積載物が上方に飛び出していたり前後に飛び出していると、電柱・標識などに当たって落下する恐れもありますので、積み方にも十分に注意してください。
(シンク出版株式会社 2017.3.8更新)
本作品は、トラック運転者として知っておかなければならない安全運転の基本知識をまとめたDVDです。
車の乗降りの仕方やハンドルの持ち方などを解説した「運転準備編」と、右折や左折などの運転中の注意ポイントをまとめた「運転実践編」で構成されており、全ての項目(30分)を一度に見ることもできますが、視聴したい項目(1~3分)を選んで見ることもできます。
それぞれの項目は質問形式となっていますので、視聴者は考えながら見ることができ、安全運転のポイントを理解していただくことができます。