さる3月24日午後4時前、佐賀県唐津市の西九州自動車道の下り線で、大型トラックが前を走っていた乗用車の後ろの部分に衝突し、乗用車はこのはずみで道路左側のガードレールに衝突し、運転していた男性が死亡する事故がありました。
現場は片側1車線の見通しの良い直線道路ということで、普通に考えると追突事故など起こりそうもないのですが、高速道路では走行中の車に追突する事故がよく起こります。
事故原因の一つには、追突する後続車の運転者の「わき見運転」をしていたということがありますが、もう一つの原因は、低速で走行している前車に気づくのが遅れることもあります。
高速道路では、上り坂になっている地点やトンネル内など、スピードが落ちやすい箇所がいくつかあり、運転者が普通に走行しているつもりでも自然とスピードが落ちてしまいます。
後ろから来る車は、前車は普通のスピードで走行しているだろうと思っていますが、近づいてみると意外とスピードが遅いことに気づき慌ててブレーキを踏んだが間に合わなかった、というパターンが多いのです。
高速道路を走行するときには、上り坂付近やトンネル内では低速車がいることを頭に入れて、安易に追従しないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2017.3.31更新)
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