後部座席の致死率は高い - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

後部座席の致死率は高い

 皆さん、後部座席に乗るときにシートベルトを着用していますか?

 こう問われると、「高速道路を走っているときはシートベルトを着用しているが、一般道路では着用していない」と答える人が多いのではないでしょうか。

 

 それでは、「一般道路ではなぜ着用しないのですか」と問われると、「一般道路ではスピードが出ていないから」とか「後部座席は事故になっても安全だから」といった答えが返ってくるのではないかと思います。

 

 こうした考え方は、あまり根拠がないことが、最近発表された警察庁の調査からもわかります。

 昨年、全国で起きた交通事故の座席別の致死率を調査したところ、後部座席が0・36%で、運転席は0・32%、助手席は0・27%となっており、後部座席が最も高かったことがわかりました。 

 

 運転席と助手席は、シートベルトの着用率も高いのですが、後部座席の着用率はまだまだ低いままで、これが致死率の高さにもつながっていると考えられます。

 

 運転席や助手席だけでなく、後部座席に乗るときにも、シートベルトを着用するようにしてください。

(シンク出版株式会社 2017.4.7更新)

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