さる4月7日午前7時半ごろ、北海道千歳市で道路を横断中だった小学2年生の男児が走行してきた軽乗用車にはねられ、軽傷を負う事故がありました。
事故現場は、信号機や横断歩道のない丁字路交差点で、軽乗用車を運転していた女性は、「後部座席に乗せていた子どもに気を取られ、前をよく見ていなかった」と供述しています。
後部座席に乗せた子どもが気になるのはしょうがないと思いますが、だからと言って「前方から目線を離す」というのは、車を運転する者としては絶対にしてはならないことです。
後ろを見るということは、まったく前が見えないままで運転するということであり、言ってみれば目をつぶって運転していることと同じです。たった1~2秒でも目をつぶることは怖くてできません。
子どもに限らず、後部座席に犬などのペットを乗せて運転している人もいますが、そういうときも犬が騒ぐと、ついそのほうを見てわき見運転となることがあるので注意が必要です。
どんなに後部座席が気になっても、運転中は前方から目を離さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.4.14更新)
トラック運転者として知っておかなければならない安全運転の基本知識をまとめたDVDです。
車の乗降りの仕方やハンドルの持ち方などを解説した「運転準備編」と、右折や左折などの運転中の注意ポイントをまとめた「運転実践編」で構成されており、全ての項目(30分)を一度に見ることもできますが、視聴したい項目(1~3分)を選んで見ることもできます。
それぞれの項目は質問形式となっていますので、視聴者は考えながら見ることができ、安全運転のポイントを理解していただくことができます。