毎年警察庁は、春の全国交通安全運動期間中に、全国の通学路において朝7時から9時ごろまで、一斉の交通取締りを実施します。
今年は4月12日に行われ、約2,900路線の通学路における道路交通法違反が、11,355件も摘発されました。
一斉取締りでは、酒気帯び運転5件・無免許運転15件などの悪質違反逮捕もありましたが、もっとも目立ったのは通行禁止違反の6,684件で全体の58.9%を占めています。
今年に限ったことではなく、通行禁止違反が6割近いのは毎年の傾向です。
多くの通学路路線で通学時間帯の通行禁止を定めているものの、実際には守られていないという実態があるからです。
時間帯を限って車両通行禁止の規制をかけていても、補助標識を見落としたり、規制を知りながら軽視して進入する車が後を絶たないので、取締りのない日も毎日多くの車が違反をしています。
こうした通学路の安易な走行は、児童の交通事故に結びつく恐れがあります。
皆さんもマイカー通勤などのため朝早く生活道路を走行する方は、自分が通行禁止道路(時間帯規制を含む)を走行していないか補助標識などを今一度チェックし、通学時間帯は幹線道路を中心に走行するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2017.1.17更新)
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