さる4月16日午後7時45分ごろ、愛知県長久手市の市道で家族5人が乗った軽自動車が電柱に衝突し、助手席で母親に抱かれていた4歳の男の子が頭などを強く打ち意識不明の重体となる事故がありました。
事故の現場は、センターラインのない道幅の狭い市道で、運転していた父親は「対向車を避けようとして電柱にぶつかってしまった」などと話しています。
交通状況や、後部座席に乗っていた10歳と9歳の子供など他の4人にはケガはなかったということなどから考えると、スピードはあまり出ていなかったのではないかと思います。
それだけに、助手席で母親に抱かれていなかったら、こんな悲惨な事故にならなかったのではないかと残念でたまりません。
街中を走行している車のなかには、いまだに助手席に座った親などが小さな子どもを抱っこして乗っている姿を見ます。
子どもがチャイルドシートを嫌がるからなど、いろいろな理由で抱っこしているかも知れませんが、万一事故になったら真っ先に犠牲になるのは子どもだということを忘れてはなりません。
小さな子どもを車に乗せるときは、必ずチャイルドシートを着用させるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.4.21更新)
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