さる5月9日、愛知県一宮市の県道を走行した軽乗用車がセンターラインをはみ出してガードレールに衝突し、助手席に乗っていた2歳の男児と78歳の女性が死亡する事故がありました。
警察によりますと、女性は男児を膝の上に乗せて2人一緒にシートベルトを締めていたということで、2人とも目立った外傷はなく、内臓の損傷が原因で死亡したとみられています。
また、助手席のエアバッグは開いた状態であったことから、2人が重なっていたことでシートベルトに激しく締めつけられたり、エアバッグに圧迫されたりして死亡した可能性もあるとみています。
街中を走行している車を見ていると、助手席で母親が子どもを抱っこして乗っている姿を見ることがありますが、そのときいつも思うことは、「もし車が衝突したときには子どもが真っ先に犠牲になるのに……」ということです。
そういう危険を感じていたので、一緒にシートベルトを着用しておこうという発想だったかもしれませんが、正しく着用していないシートベルトは、かえって危険だということを証明してしまいました。
子どもを車を乗せるときには、子どもの安全を第一に考え、チャイルドシートを使用しましょう。
(シンク出版株式会社 2017.5.17更新)
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