さる6月24日午前3時45分ごろ、愛知県豊田市の新東名高速道路で12トントラックを運転中に乗用車と接触事故を起こして停車し、トラックから外に出ていたドライバーが後ろから来た14トントラックにはねられ死亡する事故がありました。
現場は、片側4車線のもっとも中央分離帯寄りの車線でトラックは乗用車の左側に並んで止まっていました。報道によりますと、約10分前に接触事故の通報があったということですので、10分間はその場に止まっていたということです。
事故を起こしたトラックは、なぜそんな長い時間本線上に止まっていたのか理解に苦しむところです。
何度も取り上げましたが、夜間の高速道路で本線上に停止していると後続車に追突される危険が非常に高いからです。
後ろから来る車は遠くから前方の車を見ても、その車が走行しているのか止まっているのか判断はつきません。近くまで来て停止していることに気づいて、慌ててブレーキを踏んでも間に合わないことが多いのです。
高速道路を走行中に事故を起こしたときには、その場に停止したりせずできるだけ路肩のほうに避難するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.7.5更新)
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