バスの直前に割り込むのはやめよう

 先日、名古屋市バスでは事故防止対策のために前車から車間距離をとって走行するように指導したところ、逆に割り込まれるケースが増え、ブレーキをかけた際に車内の乗客が転倒してケガをする事故が増えたというニュースがありました。

 

 バスがブレーキをかけなければならないタイミングで割り込むということは、よほど直前に割り込んでいるということになります。

 

 ところが、バスは車間距離をとって走っているのですから、なぜバスとの距離を取ってから前に入らないのか不思議に思いますね。

 

 バスはスピードが遅いから、直前に入っても大丈夫だろうと安易に考えているのかもしれませんが、いくらスピードが遅いといっても、直前に割り込まれたらブレーキを踏まざるをえません。

 

 乗客を乗せているバスは、乗用車を運転しているようなわけにはいきません。バスには高齢者が多く利用しており、少し強めにブレーキを踏むとすぐに乗客が転倒するなどの車内事故が起こってしまいます。

 

 車を運転中にバスと出会ったら、バスには乗客が乗っていることを頭に入れ、バスに不要なブレーキを踏ませないような運転をするようにしてください。

(シンク出版株式会社 2017.7.13更新)

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