飲酒運転による交通事故といいますと、年末の12月に多く発生しているようなイメージがありますね。
確かに、飲酒運転による交通事故は12月に多く発生していますが、飲酒運転による死亡事故をみると7月がもっとも多く発生しています。
警察庁のデータによりますと、飲酒運転の厳罰化がスタートした平成22年から平成28年までの7年間の飲酒運転による月別死亡事故件数は、7月は159件でもっとも多く、次いで5月の155件、8月の146件の順になっています。
これは推測の域を出ませんが、夏場は車で海水浴に行ったり野外でバーべキューをする機会が多くあります。そういう場所に行くと、どうしても開放的な気分になってアルコールを飲んでしまい、つい飲酒運転をしてしまうのではないかと思います。
これから夏休みに入ると、海や山などにレジャーに行く機会が増えると思います。気温も上昇して汗が出てくると、ついビールくらいならいいか、ちょっとしたら覚めるだろうと酒を飲みがちですが、酒を飲んだら絶対に車を運転しないと強い意思を持ってください。
(シンク出版株式会社 2017.7.14更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。