さる8月11日午前2時ごろ、富山県立山町常願寺川の右岸を走る堤防道路でワンボックスカーが河川敷に転落し、ドライバーが死亡する事故がありました。
ワンボックスカーは対向車線を越えて草木の繁っている5m下の河川敷に転落しており、警察では運転操作を誤ったのではないかと見ています。
深夜の堤防道路では、交通量も少ないためにスピードを出して走行する車を多く見かけますが、堤防道路は一般道路と違って危険要因が多く慎重な運転が必要です。
その一つが、道幅も狭くガードレールがない所が多いということです。そのため、ちょっと運転操作を誤ると道路外に逸脱し、河川敷などに転落することになります。
また、堤防道路は街灯がなく周辺が暗いことが多いので、視界の確保が困難ということです。自分のヘッドライトで照らす範囲でしか見ることができないために、道路形状など分かりにくいのです。
堤防道路では、交通量が少ないからといってスピードを出さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.8.24更新)
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